インプラント
入れ歯ではなく
インプラントという選択
機能性と審美性を兼ね備えたインプラント治療
入れ歯やブリッジでは、グラグラしてしまう、違和感があるといった患者さんにはインプラントをおすすめします。インプラントはしっかりと骨に固定されますので、安定します。自分の歯にとても近い感覚で、食事や会話を楽しむことができます。
インプラント治療のメリット・デメリット
- メリット
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- 天然歯と同じように硬いものが噛めます
- 骨に固定するのでずれにくいです
- 周りの歯に負担をかけません
- ブラッシングがしやすいです
- デメリット
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- 埋入手術が必要になります
- 治療期間が長い場合があります
- 適応できない症例があります
- 保険が適用できないため自費診療となります
当院はストローマン社製インプラントを使用しています
当院は、ストローマン社が開発・製造したインプラント体を採用しています。インプラント自体は歯科医療の中では比較的新しい分野ですが、ストローマン社のインプラントは約50年もの実績を持っています。長い歴史の中で実績も豊富で、しっかりと積み重ねられたエビデンスを新たに活かしている点でも高い信頼性を持っています。
インプラント 一本欠損を治療した症例
主訴 | 右上の歯が無くて見た目が悪い |
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診断名 | 一本欠損 |
年齢・性別 | 52歳 女性 |
治療期間・回数 | 6カ月 12回 |
治療方法 | 欠損部にインプラントを埋入しセラミックの被せものにて修復 |
費用 | 38万円 |
デメリット・注意点 | 外科処置が必要 自費診療の為高額になりやすい |
備考 | 右上5番目の欠損部にインプラントを埋入しセラミックの被せものにて修復 |
当院のインプラント治療法
ロケーターインプラント
ロケーターインプラントは、ロケーター義歯やインプラント義歯と呼ばれることもあります。顎の骨にインプラントを最少本数2本を埋め込み、インプラントと入れ歯の内面をしっかりと固定させることで入れ歯を安定させます。この治療により入れ歯が動かず、しっかりと噛むことができるので、入れ歯の使い心地が格段に良くなります。
- メリット
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- 金属同士の接着ではないためズレません
- 入れ歯より噛む力が強いです
- 違和感がなく発音もしやすいです
- 取り外して簡単に汚れを落とせます
- デメリット
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- 保険が適用できないため自費診療となります
- 天然歯より噛む力が劣ります
- 圧力をかけると欠損する可能性があります
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料金300,000~440,000円(税込)
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治療期間6か月~9か月
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治療回数6回~10回
ロケーターインプラント 症例
主訴 | 入れ歯が動く |
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診断名 | 義歯不適合 |
年齢・性別 | 85歳 女性 |
治療期間・回数 | 1年 20回 |
治療方法 | 術前は顎の骨が少なく総入れ歯が安定せず噛みにくかった。そのため上顎に4本だけインプラントをして総義歯を固定させることにした。 術後は義歯が動かなくなり何でも食べれるようになったとのことだった。 |
費用 | 80万円 |
デメリット・注意点 | インプラントをするために外科処置が必要。自費診療になるため高額になる |
備考 | 術前は顎の骨が少なく総入れ歯が安定せず噛みにくかった。そのため上顎に4本だけインプラントをして総義歯を固定させることにした。 術後は義歯が動かなくなり何でも食べれるようになったとのことだった。 |
骨造成(GBR)
インプラントは人工歯根を顎の骨に直接埋め込むことでその機能を発揮します。そのため、歯周病などの影響で、顎の骨の密度や量が不足したままでは、治療を進めることができません。「骨造成」はそのようなときに適用する手段です。人間の骨はある程度再生する機能を持っていますが、骨が損傷した部分には骨よりも先に線維芽細胞が増殖してその場所を埋めてしまい、骨の再生を妨げます。GBRはメンブレンという膜で骨を再生させたい部分をカバーして線維芽細胞が入り込むことを防ぎつつ、そこに自家骨の移植などを行って骨を補うのです。
- メリット
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- 骨の量を増やすことでインプラントが可能になります
- 安全性や審美性が向上します
- デメリット
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- 保険が適用できないため自費診療となります
- 手術回数が多くなってしまいます
- 通常のインプラントに比べると痛みや腫れが出やすくなります
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料金55,000~110,000円(税込)
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治療期間3か月~6か月
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治療回数2回~3回
骨造成(GBR)症例
主訴 | 入れ歯で噛みづらいのでインプラントを入れたい |
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診断名 | 義歯不適合 臼歯部欠損 |
年齢・性別 | 65歳 男性 |
治療期間・回数 | 2年 40回 |
治療方法 | 上顎の骨が薄い為、インプラント手術時に骨を作る処置を同時に行いしばらく待ってインプラントの被せものを作った。 |
費用 | 200万 |
デメリット・注意点 | ・インプラント手術の外科処置が必要になる ・自費診療のため高額になりやすい |
治療の流れ
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01
診査と治療計画
まず患者さんの希望を伺った後に検査をしっかりと行い、インプラントの治療に対するリスクを確認します。そのうえで無理のない治療計画を立案し、患者さんにお話しして納得が得られれば治療の工程に入ります。
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02
一次手術
あごの骨にインプラントを埋め込みます。
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03
治療期間
インプラントを埋め込んだ後は、インプラントと骨がしっかりと結合するまで期間を置きます。個人差はありますが、3~6ヶ月程度が目安です。状況にもよりますが、この間、仮歯を装着できるケースもあります。
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04
二次手術
歯ぐきを開き人工の歯を取り付ける準備をします。歯ぐきが治るまで1~6週間おきます。
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05
人工の歯を作製・装着
歯ぐきの治癒が確認されれば、人工歯の作製に入ります。セラミックなどの素材から患者さんに選択していただき、型取りをして人工歯を作製します。装着後噛み合わせを確認すれば、治療は終了です。
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06
メインテナンスと定期検診
治療完了後も半年に1回程度はメインテナンスのためにご来院いただきます。インプラントはしっかりとしたセルフケアとプロケアを続けることで長く健全に利用できますので、ぜひメインテナンスを継続しましょう。
インプラント治療後の
メインテナンスについて
インプラントは適切なケアをしないと、「インプラント歯周炎」という歯周病のような状態におちいります。症状としては歯ぐきからの出血や腫れが見られるだけでなく、インプラントを支える骨も破壊されていきます。最悪の場合インプラントを支えきれなくなるので、これを防ぐためのケアを充実させる必要があります。当院では治療後の定期的なプロケアを行いつつ、日々のセルフケアが充実するようにしっかりと指導を行っています。
インプラントのよくある質問
- 1インプラントは年齢制限などありますか?
- まだ成長途中の未成年にはおすすめできませんが、成人で健康な方ならどなたでもインプラント治療を受けることが出来ます。
- 2私生活に制限などはありますか?
- おおむね制限なく生活できます。自分の歯と同様にお手入れをされてください。
- 3インプラントの寿命はどのくらいですか?
- 定期的にメインテナンスしていけば一生しっかりとインプラントで噛むことができます。
- 4インプラントにおすすめの人を教えてください。
- 基本的に自分の歯を失われた方にはどなたでもお勧めですが、特に一本だけ抜歯になってしまった方や、入れ歯でしっかり噛めずお困りの方にはお勧めです。
- 5手術後に腫れや痛みなどはありますか?
- 範囲や本数により多少腫れや痛みは出ますが、一本だけ手術された方は次の日には痛みもなく消毒に来られる方がほとんどです。